メロン・ベンヴェニスティ東京講演のご案内
いつもパレスチナのことを教えてくれるミーダーンから、来日講演の会のおしらせです。
下の案内文を読み、お隣パレスチナと同じくして、変わり果てたイラクのこの7年のことが一気に思い出されました。
建物が壊されたり人間が殺されたり木々がなぎ倒されたりするのは個々のそれらはもちろん、風景とか歴史とか文化とか思いとか、つまりあらゆる営みを奪われるということです。
パレスチナでもイラクでもそして日本でも、つながった問題へのつながった抗いが続いています。
この講演はそういったことを皆で思い出させてくれる会なんだろうなあと、参加したい気がむくむく起こりました。行けずに残念!
関心おありの東京圏のかたはぜひ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メロン・ベンヴェニスティ来日講演
パレスチナの〈ユダヤ化〉 -破壊と収奪の歴史を透視する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とき:2010年3月13日(土) ひる2時~5時予定(受付開始1時半)
ところ:東京麻布台セミナーハウス 大会議室
(東京都港区麻布台1-11-5 大阪経済法科大学東京麻布台セミナーハウス)
いきかた→ 東京メトロ日比谷線神谷町駅1番出口から5分/都営大江戸線赤羽橋駅から8分/都営三田線御成門駅から10分
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.htmlや
http://kenshu.e-joho.com/azabudai/map.htmlをご参照
講演:“Tortured landscape: Settlement and dispossession in the Holy Land” 「虐げられた風景:聖地における入植と収奪」
(日本語逐次通訳あり)
参加費:1000円
主催と問合せ:ミーダーン〈パレスチナ・対話の ための広場〉
共催:東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一瞬で破壊される家屋、根こそぎなぎ倒されてゆくオリーブの樹。
何度私たちは、こうした映像を目にしてきたことでしょう。
それはその家や土地の持ち主の長年の蓄積や未来への展望を一瞬にして打ち砕く暴力であるばかりでなく、パレスチナの文化や歴史全体の破壊に向けたプロジェクトの表現でもあります。イスラエルのブルドーザーは、個々の家屋やオリーブの樹を破壊し根こそぎにすることによってパレスチナの風景全体を破壊し、同時に人びとの記憶やアイデンティティを奪い続けてきました。風景とは、パレスチナの地で人びとが農作業を行ない、踊り、食べ、祈り続けてきた生活のいとなみのすべてによって作られたものだからです。すさまじい破壊の後、ある土地は囲い込まれ朽ちるままにされ、ある土地には全く異質な建造物が建てられ、そこにヘブライ語の名前が一方的に与えられました。パレスチナの歴史に思いをはせようとする人びとにとっても、それぞれの入植地やバイパス道路の下に眠るかつての光景をありありと思い浮かべることは、もはや困難になっています。
このたび私たちミーダーン〈パレスチナ・対話のための広場〉は、イスラエル建国前のパレスチナの丘や木立を原風景として育ち、シオニストの地理学者であった父の仕事を批判的に継承してきた政治学者、メロン・ベンヴェニスティ氏を迎えることになりました。パレスチナの〈ユダヤ化〉政策の内側を長年にわたり目撃しつつ、次第に批判を強め鋭く対峙するようになった同氏の証言は、徹底的にパレスチナを破壊し収奪してきた現在のイスラエル国家の地図の向こうに、パレスチナの原風景を垣間見せてくれるのではないでしょうか。それは、現在なお続く〈ユダヤ化〉をくい止め、別の未来への可能性が確かにあると考えるための一歩にほかなりません。
その一歩をともに踏み出したいと考える方々に、参加を呼びかけたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■メロン・ベンヴェニスティ(Meron Benvenisti)
1934年エルサレム生まれ。政治学者。ヘブライ大学を卒業し、ハーヴァード大学で博士号取得。1971年から78年までエルサレム副市長を務め、東エルサレムを管轄した。父ダヴィド・ベンヴェニスティはイスラエル建国当時の高名な地理学者であり、シオニズムの立場からの「愛郷教育」の基盤を作り上げた一人。1982年に「西岸地区データベース・プロジェクト」を立ち上げ、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ社会におけるイスラエルの入植のインパクトを、人口・経済状況・土地所有などの観点から大規模に調査。また2000年に刊行された主著“Sacred Landscape”において、父親世代の地理学者らの功罪を批判的に検証する作業を行なう。現在は明確に反シオニズムの立場に立ち、二民族一国家を支持する立場から、「ハアレツ」紙上で論陣を張る。書著は他に、“Intimate Enemies: Jews and Arabs in a Shared Land”(1995年)、“City of Stone: The Hidden History of Jerusalem”(1998年)など多数。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トラックバック URL :
コメント (0)


